まずは献辞がすごく気になった。
「かつてぼくを愛した
レイチェルに」
なんなんだろ..............
何冊も本は読んだがこんなのは初めてみたような気がする。
結局はこの一文が総てだった。
コレが初めての長篇小説なのだとか。
他のも読んでみたくなる。
前半が特によかった。
シチュエーション、そしてダメダメな男が...............
「そもそも、あなたの思いがたしかなものであったのならね。
たしかなものでなかったのなら、考えるまでもないことだし、たしかなものであったのなら、なにかが
――ひとにぎりの愛情、コップ一杯の憎しみ、絶望、怒り、情欲くらいは残るはずよ。
具体的にはともかく、なにかがね。」
結局、惹かれたのはSF的部分ではなかったのかもしれない。
「だけど、なにもかもが死に絶えるそのときまでは、営々と努力しつづけなきゃいけないだろう。
大事なのはそこだと思うな、グウェン」
圧倒的暴力を前に魔法発動か?などと期待したがそんな話ではなかったようだ。
下巻はほとんど西部劇

上下巻を合わせたジャケットも秀逸。
三人の位置関係が絶妙だ。
夏にあげよう。
鳥は読むか?
それにしても今日の地蔵本の準備ではすぐに座り込んでしまった......もう少し鍛えねば ゚_゚